病気は自分で作り出せる?!


 回生薬局代表で漢方家の平野智也が、
健康のこと、歴史のこと、文化のことなど、日々感じたことなどを連載しています。
Vol.7 病気は自分で作り出せる?!

人間は、病気を自分で作ることができる生き物です。

これは他の動物にはないことです。
なぜなら人間には「感情」があるからなんです…

感情は、「ストレス」を生みます。
そしてストレスは、「病気」を生むということなんですね。

でも、普段からストレス ストレス って言いますが、
「ストレスって一体なんですか?」と聞かれて答えられますか??

僕はある本に書いてあった定義が一番しっくりきています。

ストレスとは、 「その場所から逃げ出したくなるような堪え難い感情」

たとえば…
つらい原因があって 学校に行きたくない 職場に行きたくない という感情が生じると…
本当にお腹が痛くなってしまう。
ひどいときは、胃けいれんや胃潰瘍などの症状に発展することもある…

これがストレスによって自分が自分の身体に病気をつくる例です。
人間は自分で病気をつくれてしまう生き物なんです

なんと、アレルギー反応だって、自分で作れてしまうのです。

もちろんアレルギーは、生まれつきの体質によって起こる大変な症状なのですが、
その反応は「思いこみ」によっても起こされることがあるんです。

昔、大学の授業でこういう実験を習いました。


ハゼの木という、アレルギーを起こす方が多い木があります。
漆(うるし)のかぶれなどにも似た症状です。

そのハゼアレルギーの方数人に、以下のような実験が行われたのです。
目隠しをしてもらって、腕に「今からハゼの葉っぱを腕につけます」と告げ、
全く関係ない葉っぱを腕にくっつけるというもの。

なんと、実験をした人全員が、皮膚アレルギー症状を起こしてしまったのです。

アレルギーというのは、その人の身体の中を守る自衛隊の働きが、
身体の中に侵入してくる物質に対して「これは身体の中に入れてしまってはいけない!」と
過剰に反応を起こすことによって引き起こされます。

もちろん、その物質を感知したときに起こるのですが…
思い込みによっても過剰反応のスイッチが入ってしまうことがあるんです。

これらは、ひとつの話として捉えていただければと思う例ですが…
いずれにしても、心や病気を起こしにくい状態にするためには、
心の安定、気持ちの平静というのはとても大きな要素であることがわかりますよね。

秋の夜長を、穏やかに過ごすことを心がけてみましょう。

平野智也