「美しい」の意味


 回生薬局代表で漢方家の平野智也が、
健康のこと、歴史のこと、文化のことなど、日々感じたことなどを連載しています。
Vol.04 2012年8月 「美しい」の意味

ロンドンオリンピックではアスリートたちのすばらしい競技が繰り広げられています。
寝不足の方も多いのではないでしょうか?

今回は、とにかく選手たちを見ていて「美しいなあ」としみじみと感じました。

人は「美しい」ものに心ひかれます。
「美しい」というと、派手なお化粧や派手なファッションをした人を連想する方もいるかもしれませんね。
でも、何を見て「美しい」と感じるかは人それぞれです。

こういう話があるのです。

美しいという漢字は… 羊 と 大 という文字が組み合わさって出来ているそうです。
羊+大=美

「美」という字は、羊の群れのなかで、一番大きな羊のリーダーのことを示しているそうなのです。

羊は弱い生き物です。
オオカミに襲われることもあります。
でも、そのときリーダーの羊は、自分がオオカミと闘って仲間の羊を守ろうとします。

その姿が美しいというので、「羊」に「大」と書いて「美」なのだそうです。

“強いものが弱いものを守るのが美しい”という意味なのです。

 

「羊」という字を使う漢字は他にもあります。
例えば、「義」という漢字。この字を分解すると、「羊」と「我」です。

これはどういうことかというと「羊の生き方に、我も見習う」ということなのです。

自分の仲間を守ろうとする羊のリーダーの生き方に自分も見習うのだ!ということなのだそうです。

「美しい我」

きっとオリンピックに出場する選手の皆さんも、誰よりも努力して苦しいトレーニングを乗り越えて、今の美しい姿があるのだと思います。

私たちも美しくありたいですね!

平野智也